血液内科とは

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血液中を流れている赤血球、白血球、血小板などの異常を担当する診療科です。
そもそも血液とは、生命維持には欠かせないもので、体内を絶えず循環しています。経路としては、酸素や栄養を含んだ血液が心臓から大動脈へと送られ、動脈や毛細血管を通じて各器官や組織へ行き届きます。そして二酸化炭素や老廃物を含んだ血液が、静脈や大静脈を通って、肺、腎臓、肝臓などへ送られ、ろ過するなどして、きれいな血液は心臓へと戻るようになるという工程を繰り返しているのです。この心臓から血液が送られ、再び戻ってくるまでの時間は一分以内とも言われています。

血液の異常を詳細に調べる

血液内科では、血管の中を絶えず循環している血液でみられる異常を早期に発見し、治療につなげていくなどしています。例えば、貧血と診断された、あるいは貧血の症状がみられる患者さまに対応します。この場合、単に血液疾患によって引き起こされるとも限りません(消化管出血や月経異常などが原因の可能性もあります)。また血液疾患による貧血も、鉄やビタミン欠乏など栄養障害による貧血、血液悪性疾患による貧血など原因は様々です。

血液関連に特化した当診療科では、健康診断で行う血液検査では、発見が難しいとされる異常もみつけられるようになります。また、白血病、悪性リンパ腫、血小板の異常等につきましても診療対象となります。このように血液の病気というのは難病のケースがよく見受けられます。したがって、診断や治療については、当クリニックのような血液関連が専門領域の診療科をご受診されるようにしてください。

以下のような症状があれば、一度ご受診ください(例)

  • 立ちくらみ等、貧血の症状が辛い
  • 首や脇の下にしこりを感じている
  • 鼻血が出やすい
  • 出血がなかなか止まらない
  • 内出血やあざがよくみられる
  • 健康診断で血液の異常値を指摘された など

血液内科で取り扱う主な疾患(例)

  • 貧血
  • 造血器腫瘍
  • 白血病
  • リンパ系腫瘍
  • 骨髄系腫瘍
  • 止血機構の異常(血友病 等) など